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【ニュースリリース】難病用コンタクトレンズの製造販売承認を取得しました
2016年02月17日
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当社は、難病であるスティーヴンス・ジョンソン症候群(SJS)及び中毒性表皮壊死症(TEN)の眼後遺症により、強度の視力障害とドライアイを発症した患者に対する視力補正及び自覚症状の緩和を目的としたハードコンタクトレンズの開発をおこない、2016年2月15日に新医療機器として『サンコンKyoto-CS』の製造販売承認を取得しました。
ドライアイによる眼痛緩和を目的としたコンタクトレンズの承認は国内初です。
>> ニュースリリース<<
https://www.sun-con.com/company/pdf/pdf_media_06.pdf
SJS及びTENは一般薬などによる副作用として発症し、突然の高熱に続いて全身の皮膚や粘膜に発疹・水泡を生じます。
人口100万人当たり年間数名程度が発症する希少疾病で致死率も高く、難病に指定されています。
SJS及びTENの後遺症として眼に障害を発症した場合、角膜表面が凸凹で不正な形状になり、生涯にわたり強い視力障害とドライアイが残ります。
通常のコンタクトレンズでは涙液が少ないために装用できず、既存の眼鏡やコンタクトレンズでは視力矯正ができません。
また、人口涙液などの点眼薬を使用しても、視力の改善は極めて困難です。
= 特長 =
● SJS及びTEN 眼後遺症の視力を改善
大きなレンズ直径(12.0~16.0mm)で角膜全体を覆い、レンズの脱落を防止
安定した装用ができるため視力が改善
● ドライアイによる眼痛を緩和
レンズが角膜全体を覆うため、人工涙液の蒸発を抑制し、角膜表面の乾燥を防止
● 人工涙液の頻回点眼で、長時間の継続装用が可能
瞬目によるレンズの動きで、人工涙液(レンズ下と強膜部分)の交換が可能
レンズを装脱することなく、長時間の継続装用が可能
『サンコン Kyoto-CS』は、京都府立医科大学眼科学教室と共同研究し、
厚生労働省・経済産業省・京都府からの補助金・助成金を受けて開発しました
痛みで開眼することが難しく、開眼しても眼の前にかざす指がようやく見える程度だった患者さんが、『サンコン Kyoto-CS』を装用することで痛みが緩和し、手元の文字が読めるまでになりました。
視力の低下で仕事に就けない患者さんが多い中、少しでも日常生活が取り戻せるよう、サンコンタクトレンズでは医療機関と協力してサポートを行ってまいります。
< 製品に関するお問い合わせ >
株式会社サンコンタクトレンズ 研究開発部 塩田亮一
〒600-8814
京都市下京区中堂寺庄ノ内町46番1
TEL:075-315-3050(代表)